「ずっと暮らしていたい。」
笠間で暮らそうと背中をどんどん押しました
落ち着いてのびのびと暮らせる所に、ずっと住む、そんな暮らしがしたいと思っていました。
起業志向の主人に対して、私は、安定志向のフルタイムで働きたい派。主人の実家のある茨城県で調べていたら、笠間市で移住の交流促進を担当する地域おこし協力隊を募集していました。起業をするにも、地域の人との繋がりは大切。準備にも繋がるし、主人に向いていると思って、私の方から、笠間で暮らそうと背中をどんどん押しました。協力隊の任期中に、友部の駅前で、「まちのベンチ」というスペースを立ち上げました。今は、日本茶カフェとして、作家さんの作品の展示販売や企画イベントなどをしながら、家でデザインの仕事をしています。
若い人だけでなくいろいろな年齢の方が来てくれて、地域で暖かく見守ってもらえているように思います。協力隊の募集をはじめ、奇跡的にいろいろなタイミングが合いました。
お出かけするのが楽しいまち
笠間は、一年を通して晴れの日が多く、冬でも穏やかで、のどかな感じです。 生活するには、便利で暮らしやすい環境だと思います。
子どもは、三歳。笠間で出産しました。散歩していると子どもから大人の方まで、挨拶をしてくれるので、あたたかいまちだなと思います。市内には、大小様々な公園がありますが、今は、総合運動公園が大好きで、ボールを蹴ったり、遊具で遊んだり。岩間の農産物直売所に寄って、
お弁当を買ってから愛宕山で食べるのもお気に入り。霞ヶ浦まで見渡せるいい眺めで、特別なランチ気分に。
クラフトのイベントやギャラリー、美術館など、アートに触れ合う機会も豊富です。一緒にいくうちに、子どもが、モノは誰かが作るとわかってきて、作家さんを知りたがるようになり、成長をしているんだなと感じました。
クルマで1時間の距離の中に、海や山、様々な自然があり、アートの環境も豊か。インドア派の私が、今では、お出かけ好きになりました。
本当に好きなものに気づきました
月に1、2回、子どもにおねだりされてカフェに連れていきます。知り合いの作家さんが卓球の相手をしてくれるのが楽しいみたいです。私の出会いも広がりました。笠間に来て、手作りの良さがわかるようになり、本当に好きなもの、気に入ったものをクラフト市で見つけるのが楽しみになりました。
興味を持てばいろいろな楽しみが見つかるまちですが、そうでなければ、気付かないで過ごしてしまいます。ギャラリーの展示も行くたびに出会いがあるので、子育てが終わったら、ゆっくり見てまわりたいなと思います。素敵な作品を見るだけで気持ちが変わります。
来てみたら、イベントや子どもと遊べる場所が多く、想像以上に楽しく家族と暮らしています。子どもが大きくなっても長く住んでいたいと思えるまちに出会うことができて嬉しいです。
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<プロフィール>
ご主人とは、まちづくりの勉強で入学した建築学校で出会う。移住後は、住宅メーカーのコーディネーターとして働き、笠間で出産。クラフト市巡りが趣味です。
machinobench.wixsite.com/kasama